2019年1月20日日曜日

白鳳丸の食事

南緯40度、東経45度、南西インド洋海嶺を横断中。海嶺らしい海底地形がシービームで見えています。明日の昼頃には最初の反射法地震探査の観測海域に到着予定。

さて、本格的な観測が始まる前に腹ごしらえ、ということで、白鳳丸の食事について紹介しましょう。この航海は研究者27名、乗組員37名、計64名が乗船しています。これら乗船者の三度の飯を5人の司厨員が賄ってくれています。例えば今日のメニューは、、、、

朝:鯖味醂、納豆、漬物、しじみ汁、ご飯
昼:鶏骨付き腿、キンピラ、レバニラ炒め、サラダ、スープ、ご飯、デザート
夜:鰤塩焼き、長芋明太子和え、なすのさっぱり炒め、ビーフシチュー、ご飯

希望すれば食パンもあるし、夜中に働く人用に簡単な夜食もあります。

地球深部探査船ちきゅうやジョイデスレゾリューションなどの掘削船はビュッフェスタイルで複数のメニューから自分でチョイスするようになっていますが、白鳳丸はあえて言えば定食スタイルとでも言ったらよいでしょうか。船によって食事のメニューやスタイルも様々ですが、安心のニッポンの定食屋的な食事が毎日食べられます。しかも東大の共同利用から食事代が賄われているのです。共同利用システム万歳!

もう何度も乗っているので慣れましたが、船の食事時間は独特です。

朝:7時20分、昼:11時20分、夜:17時20分

昼と夜の食事が早いですね。ちょっと仕事したと思ったら、また「ピンポンパンポ〜〜ン」とチャイムが鳴ってメスルーム(食堂)に食事に行きます。運動不足もあってなかなかお腹もすきませんが、数日乗っているとちゃ〜んと17時前にはお腹がすいてくるようになって来るから不思議です。

ちなみに、乗組員の中のエライ人達(船長、機関長など)と研究者の中のエライ人達(主席、次席、班長など)はサロンと呼ばれる別室で食事をしています。普段はたわいない話をしながらの食事ですが、船長と主席の間で観測内容や海況など重要な情報交換がなされたりする場にもなっているのです。

強い南風をうけてピッチング中

今日の夕食

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