乗船2日目、5時半頃目が覚めた。乗船直後はいつものことだが、眠りが浅いので、夢をたくさんみた。
前の晩にはよくわからなかったが、主席部屋からの外の風景を眺めると、火山島らしく急峻な山々の稜線が目に入る。おもしろい。真正面には、三角形の山の頂に乳首のような突起がのっかっている山が正対している。その手前には昔の砦の跡らしき物も見える。
1甲板の倉庫から私物の箱をいくつか部屋に運び上げ、これから1ヶ月間暮らす部屋のセットアップ。
7時20分、いつもの朝食のアナウンス。ぞろぞろと食堂へ。久しぶりの白鳳丸の朝食だ。
9時からエアガン関係の準備作業。中村さんはじめ、日本海洋事業の那須さん、MWJの伊藤さん、亀尾さんらがホースの準備を展開。私は足手まといにならない程度にお手伝い。
夕方のSANPANで街へ。皆はスーパーマーケットに買い出しに行ったが、私は1時間ほどウォーターフロントをブラブラ散歩。土産物屋は既に閉まっていて買い物も出来ない。仕方がないというわけでもないが、ビールを1杯。
その後、乗船者ほぼ全員で例のチャイニーズレストランへ。5年前にポートルイスに滞在した時にも何度か通って、独自のメニューリストをまとめているいきつけの中華屋さん。サトヒロさんが先導して店を目指すもののすぐには見つからず、怪しい街路をウロウロ。チャイナタウンの門を過ぎた路地に目当ての中華をようやく発見。5年前のかすかな記憶では2階に上がったフロアにレストランがあったのだが、確かにその通り。
その名も「新海豊大酒楼(Hoy Foong Restaurant)」
ちょっと薄い地ビールをたらふく飲んで、独自の星システムで高評価なメニューをいくつか注文し、後半はまだ星もコメントもない新メニューにチャレンジしながら2時間ほど会食。航海の成功を祈念。
独自メニューリストとは?
店のメニューは英語で料理名と説明が書いてあるだけなので、実際に頼んでみると予想外の物が出てきたり、味がイマイチだったりしたのだが、それを克服すべく大気海洋研の方々が足繁く店に通って写真とコメント入りの独自メニューを作っているのです。ポートルイスには、少なくとも我々の航海であるKH-07-4、KH-10-7で寄港し、過去2回分の蓄積のおかげで、料理の注文もかなりスムーズ。ただ、日本語で書かれた独自メニューを見せながらの注文なので、ウエイターのあんちゃんもなかなかやるものだ。
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ポートルイス港と山々 |
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街(ウォーターフロント)から白鳳丸を眺める |
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いきつけの中華屋を目指してウロウロ |
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発見 |
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明日からの航海の成功を祈って |
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新たに開拓したメニューの格付けとコメントを記入。3年後に来た時にきっと役立つはず。 |